総評

総評
サマリー

レギュラーシーズン最終戦。横浜BCは昨日の試合で#11ソット、#40スコットが負傷してエントリー外となり、ビックマンを2人を欠いた状況で試合に臨んだ。立ち上がりから両チーム点の取り合いとなるが、激しい守備から流れを掴んだ横浜BCが1Qで30得点をあげる猛攻をみせ主導権を握った。最大23点差のリードを終盤に6点差まで追い上げられるも、最後は#5河村がフリースローを決めて川崎の追い上げを跳ね除け、最終戦を勝利で飾った。横浜BCはこれで24勝36敗。スコアリーダーは21得点をあげた#1ユトフ。#5河村が11得点11アシストでダブルダブルの活躍を見せた。


●スターティング5
#1 ジェロード・ユトフ
#5 河村勇輝
#15 デビン・オリバー
#24 松崎裕樹
#30 須藤昂矢

●主なスタッツ
#1 ジェロード・ユトフ
21得点 9リバウンド 5アシスト 5スティール
#5 河村勇輝
11得点 5リバウンド 11アシスト 3スティール 1ブロック
#9 杉浦佑成
13得点 3リバウンド
#15 デビン・オリバー
9得点 7リバウンド 3アシスト 2スティール

●試合レポート(B.LEAGUE公式サイト)
→両チームスタッツ比較、シュートチャート、スコアチャート
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1Q

横浜BC 30-15 川崎
立ち上がりから点の取り合いとなる。拮抗した展開が続く中、激しいディフェンスから相手のミスを誘い出しファストブレイクから得点をあげると、そこから勢いづき、#12西野のバスケットカウント3点プレーなどで12-0のランを作り出して一気に13点のリードを奪う。終盤にフリースローや3Pシュートで加点されるが、#23キング、#9杉浦の連続得点で追い上げは許さず、30得点の猛攻で15点リードして1Qを終える。

2Q

横浜BC 48-36 川崎(横浜BC 18-21 川崎)
クォーター開始から8-0のランを決めてリードを23点に拡大するが、手薄になっているインサイドを攻め立てられ、横浜BCはタイムアウトを要求する。タイムアウト明けにも川崎にインサイドで連続得点を許し14点差まで迫られるが、#2田中の得点で川崎の連続得点をストップしてオフィシャルタイムアウトを迎える。オフィシャルタイムアウト明け、ミスなどで横浜BCの攻撃が停滞。その間に川崎に一桁点差まで追い上げられるが、#1ユトフがすぐさま得点し点差を二桁に戻すと、残り1分には#30須藤がコーナースリーを決めて点差を広げる。終了間際に川崎#35ヒースにセカンドチャンスから得点されるが12点のリードをもって後半戦へ。

3Q

横浜BC 71-53 川崎(横浜BC 23-17 川崎)
3Qも横浜BCの勢いは止まらず、#1ユトフのレイアップでこのクォーター最初の得点をあげると、#5河村、#15オリバーが続き7-0のランでリードを広げる。タイムアウトで息を吹き返した川崎に追い上げられるがディフェンスで粘り、#1ユトフの3Pシュートを皮切りに三連続をあげて再び点差を20点に広げる。川崎に2点を返されるもリードを18点に広げて最終クォーターを迎える。

4Q

横浜BC 87-79 川崎(横浜BC 16-26 川崎)
川崎#7篠山に3Pシュートを決められるが、早いトランジションから#9杉浦が3Pシュートを決め返す。開始3分には#18森井がトップの位置でボールを奪う激しいディフェンスを見せる。目まぐるしく攻守が入れ替わる中、横浜BCが12点リードしオフィシャルタイムアウトへ。オフィシャルタイムアウト明けに#9杉浦が3Pシュートを決めるが、川崎#22ニックに決め返される。横浜BC12点リードの残り1分、川崎#7篠山に3Pシュートを決められ一桁点差に迫られる。残り30秒には#0藤井に3Pシュートを決められ6点差とされるが、ファウルゲームを仕掛けてきた川崎に対し獲得したフリースローを#5河村がしっかりと決め川崎の追い上げを跳ね除け勝利。

試合後コメント

HC

青木勇人

青木勇人HC

この横浜BUNTAIで勝っていなかったので、まずはひとつ勝てたことはチームとして良かった。昨日の敗戦を受け、今日出られない選手がいる中で試合に挑んだが、本当に良いバスケットボールが出来たのではないかと感じている。サイズのある選手がいない中で、自分たちが今季ずっと狙っていたスピード感、ディフェンスのアグレッシブさを今日は強調して戦った。その中でアグレッシブなディフェンスも出来たし、フィジカルディフェンスも出来た。

オフェンスではトランジションの部分を狙ったが、トランジションでイージーな得点が出来ない時にはしっかりとボールを回してスペースをアタックした。最後の最後に本当に見ていてワクワクするバスケがまた出来た。それでも今シーズン、なかなか勝ちを奪い取れなかったことは事実で、学ぶべきことが沢山あったシーズンだった。このシーズンから学び、またこのチームが前に進み、さらに成長していくと思っている。今日はこのことに繋がる試合内容だった。

PG

河村勇輝

河村勇輝選手

横浜BUNTAIでの初勝利をあげることが出来てほっとしているし、凄くうれしい。今日はジョシュ・スコット選手とカイ・ソット選手がいない中でどう戦うかだった。昨日も言ったことだが、トランジションオフェンスがキーになると考えていた。しっかりとしたディフェンスでのローテーション、ミスマッチでのローテーション、アグレッシブなディフェンスからトランジションオフェンスの得点に繋げられたことが勝因になった。

SF

西野曜

西野曜選手

厳しいシーズンだったが変わらず応援していただきありがとうございました。

横浜BUNTAIでは1度も勝てていなかった中、今シーズン最後の試合で、みんなで勝つ喜びを共有できたことが本当に嬉しかった。

(ファン・ブースターへメッセージ)
今シーズン、本当に応援ありがとうございました。皆さんの応援があったからこそ、挫けずに頑張ってこれたので、引き続きサポートをお願いします。ありがとうございました!

SG/SF

松崎裕樹

松崎裕樹選手

ソット選手とスコット選手が欠場し本当にタフな状況だったが、自分自身もスタートという役割を任され、チーム全員が自分ができることを100%この試合にぶつけることができた。それに対して川崎さんもニック選手のラストゲームということで全力でぶつかってきてくれて、両チームで素晴らしいゲームをすることができた。最終戦を勝利で飾ることができて本当に良かった。

(ファン・ブースターへメッセージ)
ファン・ブースターの皆さん、今シーズンも応援ありがとうございました。目指すべき結果には届かなかったが、皆さんの応援を背に最後に本当に素晴らしい最高のゲームを作ることができて本当に良かった。皆さんの声援がなければここまで戦い続けることはできなかった。ビーコルの一員として共に戦っていただき、本当にありがとうございました。