【GAME REPORT】 第97回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会 3次ラウンド 横浜ビー・コルセアーズ vs 香川ファイブアローズ
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サマリー
総評
先制した横浜は快調なオフェンスからリードを奪い、香川を9得点に抑えるディフェンスで1Qを16点リードで終える。2Q以降で香川が追い上げるとリードが徐々に縮まり、4Q中盤でリードを奪われた。香川のプレッシャーが強まる中で必死の追撃に出たが、残り1分を切ってから#7ベクトンと#1アウダが続けてファウルアウト。それでも#9森川が3Pシュートを沈めるなどして食らいついたが及ばず、8点差で敗戦。今季の天皇杯は悔しい3次ラウンド敗退となった。
●主な個人スタッツ
#1 パトリック・アウダ 16得点 5リバウンド 4アシスト
#2 レイトン・ハモンズ 14得点 5リバウンド 2アシスト
#7 レジナルド・ベクトン 12得点 8リバウンド 4アシスト 3スティール
#9 森川正明 17得点 3アシスト
#18 森井健太 6得点 4リバウンド 7アシスト
1Q
横浜25-9香川
#2ハモンズの3Pシュートで先制した横浜は快調なオフェンスを展開。立ち上がりからリードを奪い、リバウンドでも圧倒。ディフェンスでは香川を9得点に抑える好スタートを切る。中盤でリードを二桁にし、25-9の16点差で最初のクォーターを終えた。
2Q
横浜42-36香川(横浜17-27香川)
#11阿部、#17土屋を投入。香川の反撃を受けながらも#14大庭、#8古牧、#2ハモンズらのシュートで得点をかさねてリードを伸ばし40点台の得点にしたが、中盤以降でシュートが停滞。終盤、香川に徐々に差を詰められ、リードは6点になった。
3Q
横浜64-62香川(横浜22-26香川)
#2ハモンズが内外で得点。ターンオーバーなどからの失点もあった中でリードを守る。残り4分#1アウダがバスケットカウントを奪って3点プレー、#9森川もレイアップで続いた。一方で香川の勢いを止めることが出来ず、引き離すことが出来ない。残り2分で#18森井が3Pシュートを沈めるなどして逆転を許さず、終盤に#18森井が得たフリースロー2本を確実に仕留めて2点リードで最終クォーターを迎えた。
4Q
横浜83-91香川(横浜19-29香川)
香川のプレッシャーが強くなる中で僅差のリードを死守したが中盤でリードを奪われた。初めて追いかける展開になった横浜は#7ベクトンのシュートなどで追撃したが、3Pシュートを効果的に決めてくる香川に徐々に離されてしまう。それでも#7ベクトンと#1アウダのシュート、フリースローの得点で追いかけたが残り1分を切ってから香川にバスケットカウントでの3点プレーを決められて引き離され、さらには#7ベクトンと#1アウダが続けてファウルアウト。残り1分を切ってから#9森川が3Pシュートを決める必死の追い上げを見せたが及ばず8点差で敗戦、今大会を終えた。
試合終了後コメント
青木勇人HCコメント
自分たちのバスケットから試合に入ることができたが、2Q以降はスコアラーの#30ウッドベリー選手を中心に、25点以上取られるクォーターが続いてしまった。
チームとしてオフェンスは83点取ったものの、ディフェンスのところでなかなか相手の得点をストップできない、決めるべきシュートが外れるなどでストレスが溜まっていき、それがまたディフェンスに響いてしまうといった悪循環に陥ってしまった。
今日の結果は残念だが、香川が素晴らしいパフォーマンスをしたと思っている。この結果をチームとして受け入れ、今日のようなストレスが溜まって上手くいかない時にチームとして何ができるのか、というところをもう1度見つめ直し、さらに強くなれるよう進んでいきたい。
生原秀将選手コメント
試合の立ち上がりとしては、自分たちのやりたいことをやることができ、すごく良い入りができた。
しかし#30ウッドベリー選手に対して2Q以降、特に後半はしっかりと全員で守ることができず、全てそこを起点にやられてしまった。
今回敗れはしたが、今日のようなスコアラーの選手に対してチームとしてどういうふうに守るべきなのかというのを考え、今後チームとしてアジャストできるようにならなければならないと思った。