2024年新年のご挨拶
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。横浜ビー・コルセアーズを代表して御礼申し上げます。
2023年は、横浜ビー・コルセアーズの歴史の中でも、大変意義深い1年となりました。B.PREMIER参入に向けた審査の初年度を迎えながら、チーム成績面、事業面ともに大きな躍進を遂げた2022-23シーズン。チームはクラブ史上初めての天皇杯ベスト4進出、レギュラーシーズン中地区2位でのBリーグチャンピオンシップ(CS)出場およびベスト4進出と、これまで見たことのない景色を見ながら、事業面においても、新型コロナウイルス感染症の影響が薄まる中で数年ぶりの満員の横浜国際プールでの声援を受け、B.PREMIER参入基準を超える12億円の売上を達成、またウエインズグループ入りを経て増資による債務超過の解消など、クラブとして新たなステージに差し掛かることを予感させるシーズンとなりました。
こうした成果を土台に、今季、2023-24シーズンはさらなる高みを目指し、タイトル獲得を標榜し、夏のバスケW杯での日本代表の躍進も追い風となったことで多くのお客さまの期待を帆に受けながらの出航となりました。年内実施のレギュラーシーズンホームゲーム12試合は全試合立見席を除いたチケットが完売するなど、多くのお客さまにご来場いただいたとともに、ファンクラブ会員数、パートナー企業数、グッズや飲食の販売、アカデミーの会員数に至るまで、過去例を見ないほどの素晴らしい滑り出しを見せております。一方で、昨季大躍進を遂げたチームは高まる期待とは裏腹に大変苦しいシーズンを送っており、年内26試合を消化し11勝15敗の勝率0.423、CSワイルドカード出場圏内に5ゲーム差と、まさに崖っぷちの状況を迎えております。
2026-27シーズンに開幕するB.PREMIER参入の審査期間2年目の重要なシーズンにおいて、チームが今ひとつ波に乗り切れないことは、他でもない私自身に最も大きな責任があることを日々痛感しております。シーズン当初、皆さまに大きな期待感を持っていただいた私たちにはその期待に結果で応える義務があり、その全ての責任は代表である私にあります。この場を借りて、関わってくださる全ての皆さまにお詫び申し上げます。
新たに迎えた2024年は、横浜ビー・コルセアーズにとってB.PREMIERへの参入を確定させる非常に重要な1年となります。B.PREMIERへの参入は目標ではなく、あくまで通過点として、開幕後のB.LEAGUEにおいて中心的な存在になることを目指して経営して参りましたが、この実現には事業・強化両面で絶えず結果を出し続けることが必要不可欠です。選手・チームスタッフ・フロントスタッフ一同、全員が勝利のみを目指して、掲げたものを何ひとつ諦めることなく前進できるよう一意専心で経営に邁進してまいります。
横浜ビー・コルセアーズは2024年も、ひとつひとつの試合、ひとつひとつのプレーに拘って闘い抜いて参ります。本年もさらなるご声援とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社横浜ビー・コルセアーズ
代表取締役 白井英介