2019-20シーズンを終えて横浜ビー・コルセアーズ 植田哲也代表取締役から皆様へご挨拶
この度の新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様および関係者の皆様に、心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早いご快復をお祈り申し上げます。
今シーズンも沢山の応援をいただき、本当にありがとうございました。
今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響により、我々も、そしてファンの皆様も消化不良のままシーズンが終わることになってしまいました。チームの状態が上向いてきていた中で、残り試合でさぁここから、と上位進出を目指し意気込んでおりましたが、その矢先でのシーズン途中終了には、正直に申しまして非常に無念としか言いようがありません。
しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大がここまでの状況になり、本当にファンの方々や選手の健康のみならず、
非常に残念なシーズン途中終了ですが、リーグが、ファンの皆様や選手、チアリーダーズ、スタッフといったクラブのこと、そしてBリーグに関わる全ての人々のことを考え、最後まで、考えて考え抜いて出した決断ですから、私は支持致します。皆様にも、ぜひご理解を頂ければ幸いです。
今シーズンは、クラブ創設以来初めてのスローガン「BE COURAGEOUS(=ビーカレイジャス)」を掲げ、チームのロスターも大幅に入れ替えました。また、クラブの代表取締役も岡本から私に代わり、全てを新しくして臨んだシーズンでした。
最初は、良いスタートが切れたと思います。中地区の順位でも当初は2位につけていましたが、11月と12月で振るわず5位になり、上位を維持することが出来ませんでした。
負けが込んでいくにつれ、チーム内に動揺が生まれ始め、次第に歯車が狂っていきました。その結果としてヘッドコーチ交代になった次第ですが、チームというものはつくづく生き物であること、そして選手とコーチ陣とのコミュニケーションがいかにに大切なことを改めて思い知らされた次第です。
それでも、シーズン後半では再び勢いを取り戻して、川崎、大阪、SR渋谷、三河といった強豪チームに勝てるようになりました。
私にとって、今季一番BE COURAGEOUSだったゲームは、やはり、今まで1度も勝つことが出来なかった川崎ブレイブサンダースを倒した1月22日の平塚でのホーム戦です。あの時のビーコルは、本当に強かった。うれしくて、涙が出ました。
代表取締役に就任して1年目、ここまでがむしゃらに無我夢中でやってきました。その中で学んだことは、「嫌だな!ハードル高いな!」と思うことに対して、逃げずに、ぶつかっていくということです。
難題に直面したら、恐れず、それにぶつかっていって答えを探していく。大事なのは、不安を感じる時ほど思い切って行動し、自らの意志でやると決めたことをとことんやり続けることです。全てが平穏無事にいくことはないと思っています。ここまでの経験ひとつひとつが、今後のビーコルで必ず役立っていくと信じています。
今シーズンはまだ終わっていない。私はそう思っています。もちろん、 一旦区切りは付けなければなりませんが、環境が許す限り、試合以外で皆様にビーコルを楽しんでいただくことが出来ないかと、フロントスタッフ、そして選手たちも、沢山のアイデアを出してくれています。中にはバスケットボールの枠組みを超えたものもありますが、可能性があるものは全てチャレンジしていこうと思っていますので、ぜひご期待ください。
来季ビーコルは10周年を迎える節目のシーズンです。今シーズンの後半で出来た競争力をさらに伸ばしていって、勝てるチームに、『強いビーコル』にしていきます。来季こそ、皆様に心から楽しみ、喜んでいただける横浜ビー・コルセアーズにしてまいりますので、来シーズンも変わらぬ応援をぜひ宜しくお願い致します。
最後にはなりますが、皆様も、新型コロナウイルスには、出来る限りの感染予防対策をしていただき、どうか健康には十分に気をつけてお過ごしください。一日でも早くこの事態が終息し、皆様と笑顔でお会い出来る日がくることを心から願っております。
横浜ビー・コルセアーズ
代表取締役 植田哲也
ロングインタビューはB-COR MAGAZINEで公開!
B-COR MAGAZINEでは、植田代表取締役がシーズン終了への思いを約2時間にわたって語ったロングインタビューを公開中です。
●『無念のシーズン途中終了。横浜ビー・コルセアーズ植田哲也代表取締役に聞く【前編】』
http://b-cormagazine.com/interview/2020/04/17/ueda-1
●『無念のシーズン途中終了。横浜ビー・コルセアーズ植田哲也代表取締役に聞く【後編】』
http://b-cormagazine.com/interview/2020/04/17/ueda-2